国会ではきょうも岸田総理が出席し、2023年度予算案の審議が行われています。およそ1200か所の誤りがあった教科書が文科省の検定に合格していた問題について、与党議員からも苦言が出ました。国会記者会館から中継です。
自民党の中田参院議員は、教科書出版大手の高校の教科書に本質的な内容にも間違いがあったとして、苦言を呈しました。
自民党 中田宏参院議員
「石川県の松任という地名・土地がありますが、これ富山県になっていたり、南米チリの首都のサンティアゴがアルゼンチンになっていた、首都が違うということなどですね。鉄道時刻表が間違ってたら列車に乗り遅れますよ。この教科書で勉強してたらどうなりますか、子どもたち」
岸田総理
「文部科学大臣のもと、教科書の質の確保、そして教科書に対する一層の信頼確保に向けて不断の改善を図りながら取り組みを進めること、これは重要であると認識をいたします」
また、教科書検定について所管する永岡文部科学大臣は「検定手続の過程で一部の誤記を指摘しきれなかったことは、大変遺憾」としたうえで、検定制度について改善を図り、審査をしていくと強調しました。
共産党の前議長・不破哲三氏が95歳で死去 都内の病院で 40歳で書記局長に就任 “共産党のプリンス” 長年党の顔として活動