G20外相会議に出席するはずだった林外務大臣ですが、国会審議を優先するため欠席しました。ただ国会での2日間の答弁はわずか3分で「大臣の無駄遣い」などと批判の声があがっています。
日本維新の会 音喜多 駿 政調会長
「昨日この場所に座られて答弁何回ありました?1回ですよね。時間にして53秒ということで、私はこれ、林外務大臣の無駄遣いであったと言わざるを得ないと思うんです」
野党が指摘したのは、国会審議を優先するため林外務大臣がG20外相会議を欠席することになった対応についてです。
きのうときょう行われた予算委員会の「基本的質疑」は総理大臣と全閣僚が出席するのが国会の慣例となっていますが、2日間で林大臣が答弁に立ったのは、わずか3分でした。
日本維新の会 音喜多 駿 政調会長
「総理はなぜ、この国益を損なうような判断を政府与党内でされてしまったのか、そこをまず教えて下さい」
岸田文雄 総理大臣
「国内での公務の日程・内容等を総合的に勘案し、最終的に政府・外務省として山田賢司外務副大臣とすることが適切であると判断をいたしました」
今回の日本の対応について、インドメディアの記者は…
インドメディアの記者
「日本人は約束にこだわることで世界的に有名です。だから、彼(林外務大臣)が来られず、さらに返事も遅かったのはインドにとって驚きです」
林大臣は、この会議にあわせて行われる日米とオーストラリア、インドの4か国の枠組み=クアッドの外相会合に出席するため、この後、現地に向けて出発します。
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