東日本大震災の発生から12年が経つのを前に、家庭における「防災対策費」が過去最高になったというアンケート結果が発表されました。
生命保険大手の住友生命は、全国の1000人に対して行った家庭における防災意識に関するアンケート調査の結果を発表しました。
調査によりますと、家庭で自然災害への備えにかける年間の「防災対策費」は平均で1万538円と過去最高になりました。
一方で、十分な対策に必要だと考える理想の費用を聞くと平均で3万7000円ほどとなり、理想と実際の支出には2万7000円ほどの差があります。
また、調査では災害発生時の危険度と取るべき行動を5段階で示した「警戒レベル」について、「レベル4の避難指示」が発令された場合でも「避難しない」と答えた人はおよそ半数を占めました。
避難しない理由を尋ねたところ、「自宅に留まる方が感染症のリスクが小さいと思う」と回答した人がおよそ4割で、感染症リスクに不安を感じ、避難をためらう人が少なくない現状がわかりました。

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