きょうの東京株式市場で、日経平均株価は前日に比べて一時300円以上値上がりしました。

午前の取引は40円と小幅な値上がりで開始したものの、けさから所信聴取に臨んだ次の日銀総裁候補の植田和男氏の発言をうけて急速に上げ幅を拡大しました。

市場ではこのところ、植田氏が異次元緩和の修正を示唆するのではないかとの警戒感が広がっていましたが、実際には現在の金融緩和は適切であるとの認識を示したことで、急激な政策変更にはつながらないとの安心感から、買い注文が広がりました。