31日の欧州株は薄商いの中、フランス株と英国株が下落した。また欧州の主要株価指数であるストックス欧州600指数は最高値付近を付け、一年を締めくくった。

フランスのCAC40は0.2%下落。英FTSE100は約0.1%下落した。この日は短縮取引だった。FTSE100は年間ベースで22%高と、2009年以来の大幅上昇を記録した。

ユーロ・ストックス50指数はほぼ変わらず。年間ベースでは18%上昇し、3年連続のプラスとなった。ドイツ、イタリア、デンマーク、スイス、フィンランドの株式市場は休場だった。

ストックス欧州600指数は年間ベースで17%高と、21年以降で最大の上げとなった。底堅い経済成長や域内の財政拡大見通しが寄与した。業種別では今年、銀行株が特に良好だった。

ユーロは対ドルで一時0.1%下落して1.1736ドル。ポンドも同0.1%安の1.3451ドルとなった。

この日のドイツ10年債利回りはほぼ変わらずの2.85%。英10年債利回りは一時2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下して4.48%だった。

12月31日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)

原題:European Stocks Close Best Year Since 2021 Near Record Highs

Tech Weighs on US Stocks as Buoyant Year Nears End: Markets Wrap

(抜粋)

--取材協力:Jan-Patrick Barnert.

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