松野官房長官は中国が飛行させたとみられる気球をめぐり、3年前、河野防衛大臣が「安全保障に影響はない」と発言したことについて、「直ちに危険が及ぶような事象は確認されなかったことを受けてのものだ」と説明しました。

松野官房長官
「当時、国民の生命や財産に直ちに危険が及ぶような事象は確認されなかったことを受けてのものだと承知をしています」

松野官房長官は会見でこのように述べ、2020年当時の河野防衛大臣の「安全保障に影響はない」とする発言について、問題はなかったとの認識を示しました。

防衛省はきのう夜、「中国の無人偵察気球であると強く推定される」と発表し、松野長官は「今後、これまで以上に情報収集、警戒監視に努める所存だ」と強調しました。