過去に日本の領空で確認された気球について、防衛省は分析の結果、中国の無人の偵察気球であると強く推定されると発表しました。
気球は、▼2019年11月には鹿児島県薩摩川内市で、▼2020年6月には宮城県仙台市で確認されたほか、▼おととしの9月には青森県八戸市などで確認されています。
これらの気球について防衛省は分析を行った結果、中国から飛行してきた無人の偵察気球であると強く推定されると発表しました。
政府は中国に対して、事実関係の確認を求め「領空侵犯は断じて受け入れられない」と申し入れました。
松野官房長官はきょうの会見で、去年1月の気球が中国の偵察気球なのか問われ、「日本側の情報収集能力や警戒監視態勢などが明らかになることから、答えを差し控える」としたうえで、「国民の生命および財産、そして日本の主権を守るため、より一層厳正に対処していく」と述べていました。
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