松野官房長官は、内閣委員会での所信表明で沖縄の基地負担軽減をめぐり、これまでは含まれていた『沖縄の方々の気持ちに寄り添いながら』との文言が省かれていたと指摘され、「行動がどうその言葉に伴うかという観点が重要」と強調しました。
松野官房長官
「沖縄の方々のお気持ちに沿って、(沖縄基地負担問題について)目に見える成果を一つ一つ着実に積み上げていくという考えに何ら変わりはありません」
松野官房長官は沖縄基地負担軽減担当大臣を兼任していますが、きょうの衆議院・内閣委員会では、野党議員がこれまでの所信演説では含まれていた「『沖縄の方々の気持ちに寄り添いながら』との文言が省かれていた」と指摘するとともに、「寄り添うのやめたのか。あるいはそもそも寄り添っていなかったから言葉を外したのか」などと問いただしました。
これに対し松野長官は、「寄り添っていないとの批判があり表現を変えたということはない」「行動がどうその言葉に伴っていくかという観点が重要」と強調しました。また、おととし10月の着任以降、これまで5回公務として沖縄を訪問し、地元自治体や住民と対話を重ね理解を深めてきたと述べ、『寄り添う』という言葉が「自分自身の行動として具体化されてきている部分もある」「『寄り添う』という言葉は大変大事な表現だと思うので、今後、様々な機会の表現の中で考えさせていただきたい」などと述べました。
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