林外務大臣は2日夜、中国の秦剛外相と電話会談し、日本周辺での中国の軍事的活動の活発化などに改めて深刻な懸念を伝えました。2人の会談は、秦外相が就任して初めてです。

林外務大臣と中国の秦外相の電話会談は、およそ50分間行われ、冒頭、秦外相から着任の挨拶があり、林外務大臣は祝意を伝えました。

その後、林大臣からは日本国内の中国に対する世論が極めて厳しい旨を伝えた上、ロシアとの連携を含む中国の日本周辺での軍事的活動の活発化などに改めて深刻な懸念を伝えました。

一方、秦外相からは日本が中国からの入国者に対して行っている陰性証明書の提出など、新型コロナウイルスの水際対策について言及があり、林大臣は日本の立場を説明したということです。

会談では、引き続き首脳・外相レベルを含め、あらゆるレベルで緊密に意思疎通を行っていくことで一致しました。