(ブルームバーグ):親イラン武装組織フーシ派とサウジアラビアの緊張がここ数週間で高まる中、国際的に承認されたイエメン政府は、フーシ派支配地域の全面奪還を目指す軍事作戦に乗り出した。
イエメン大統領評議会のアリーミ議長は4日、国民向けの演説で、全軍に作戦開始を命じ、「テロリストであるフーシ派民兵組織の支配から国を解放するまで」戦うよう指示したと述べた。
イエメン政府軍を含むサウジアラビア主導の連合軍は9月初め以降、地上と空からフーシ派への攻撃を続けている。フーシ派が新たな攻勢に出て、イエメン西海岸の戦略的要衝を掌握したことをきっかけに戦闘が激化した。
フーシ派はこの攻撃で、紅海とアデン湾を結ぶバブルマンデブ海峡の支配を強めた。同海峡はホルムズ海峡に代わる原油輸出ルートとして、サウジが利用していた。
2月末に始まった米国・イスラエルとイランの戦争に対し、フーシ派は当初、距離を置いていた。しかし7月、フーシ派はイエメンに対する「包囲」への対抗措置として、サウジ船舶の封鎖を発表した。それ以降、フーシ派はサウジの石油施設も標的とし、同国を繰り返し攻撃している。
ロイター通信が2日に報じたところによると、サウジが計画しているフーシ派への攻撃は、イエメン地上軍が主導し、サウジ空軍が支援する。
イエメンのアリーミ議長は4日、「任務が完了し勝利を収めるまで、全ての軍事、治安、民間機関を総動員し、厳戒態勢に入る」と述べた。
原題:Saudi-Backed Yemen Forces Begin Operation to Retake Houthi Areas(抜粋)
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