2日の外国為替市場で円は対ドルで158円前後と前日夕からやや円高方向で推移している。債券は米国の長期金利の低下の流れを受け、上昇(利回りは低下)する見込み。

野村証券の後藤祐二朗チーフ為替ストラテジストは2日のリポートで、米ISM製造業が下振れし、米連邦準備制度理事会(FRB)高官のハト派的な発言を受け、10月の利上げ機運が低下したと指摘。きょう発表の9月の米雇用統計については「良好な内容になりそうだが、10月利上げ期待への影響は限定」との見方を示した。一方、仏債の利回り上昇を受け、ユーロ安にも注視が必要だとした。

米国防総省は近く、ペルシャ湾に空母を追加派遣する可能性があると、米当局者が明らかにした。イラン情勢の緊迫化を受け、原油価格は上昇した。

みずほ銀行国際為替部の長谷川久悟マーケット・エコノミストは、原油価格の上昇に加え、9月にFRBのインフレ抑制策に対する信任が高まって以降、ドルが強い状況が続きやすいと話す。日本銀行のビハインド・ザ・カーブ(政策が後手に回る)懸念があるなか、「ドルが上を目指す展開は続く」とみる。円は介入警戒感やリスクオフ的な相場から158円台が定着する展開を予想する。

債券

債券は、米長期金利が低下した流れを受け、上昇する見込み。

東海東京証券の佐野一彦チーフストラテジストは、米国の金利上昇が一服したことを受け、相場の上昇を予想。「先物は買い戻しが先行し、現物も直近のピークに近いため、環境が良くなれば、押し目買いが入りやすく需給面でも期待できる」と話した。ただ、米雇用統計の発表を控え、待ちたい向きもあるという。

先物の夜間取引で中心限月12月物は1日の日中取引終値比42銭高の124円79銭で終えた。佐野氏の先物の予想レンジは124円58銭-124円93銭、新発10年債利回りは3.045-3.075%(1日は3.095%で終了)。1日の米10年国債利回りは前日比4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低い5.24%程度。

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