日銀はきのう、政策金利を1.25%へ引き上げることを決めましたが、今後は景気を冷やさぬよう手探りの舵取りが続きます。
前回の利上げから、わずか3か月という短期間で追加利上げに踏み切った日銀。植田総裁は会見で「局面の変化」を強調しました。
日本銀行 植田和男 総裁
「日本の基調物価が2%より低いゾーンから大体2%に近づき、そこで定着させるのが金融政策の狙いになる。政策の局面が変化した」
長年、物価の低迷が続いた日本ですが、現在は物価が想定以上に上がる可能性のある局面に変化したと説明しました。
一方、市場が注目した今後の利上げのペースについては「念頭に置いているペースはない」と明言を避け、会見後には円売りが加速。1ドル=158円をつけました。
物価の安定には今後も利上げが必要ですが、判断を急ぎすぎれば景気を悪化させるおそれも高まります。政策金利が31年ぶりの高い水準に達するなか、適切な水準やペースは日銀にも予見が難しい状態です。
景気の悪化を避けながら物価を安定させられるのか、これまで以上に難しい道を手探りで進むことになります。
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