(ブルームバーグ):コーヒーチェーン大手、米スターバックスで限定販売されえいるスヌーピーをかたどったガラスのドリンクカップが、小売価格の最大5倍で転売されている。限定グッズを活用して顧客を店舗に呼び込もうとする同社の戦略が、再び熱狂を生んでいる。
スターバックスを象徴する緑色のマフラーとオレンジ色のニット帽を身に着けたスヌーピー型のドリンクカップは、再販サイトのストックXで最高200ドル(約3万1000円)の値が付いた。定価は39.95ドルだ。
このカップは、一部店舗で15日に期間限定で発売された「ピーナッツ」グッズの一つで、購入は1人当たり2点までに制限されている。グーグル・トレンドによると、過去24時間に米国で「Starbucks Snoopy」が検索上位に入った。
こうした限定グッズ販売で消費者の購入意欲を刺激する手法は、スニーカーやストリートウエアのブランドが先行してきた。2024年9月にスターバックスの最高経営責任者(CEO)に就任したブライアン・ニコル氏の再建計画では、値引きに頼らず来店客数を増やす手段として、ブランドの文化的な存在感を取り戻すことに重点を置いている。同社は最近、売上高の減少傾向を脱し、現在は成長の維持を目指している。
飲食業界では顧客を店舗に呼び込み、ロイヤルティープログラムへの加入を促すため、限定グッズを投入する動きが広がっている。
チポトレ・メキシカン・グリルは昨年、ブリトーの包みを模したゴルフクラブ用ヘッドカバーを発売し、3時間足らずで完売した。
絵本にちなんだカラフルな靴下が付いてくる「グリンチ・ミール」を販売したマクドナルドは、約1週間にわたり世界最大の靴下販売業者になったと説明している。ただ、こうした提携は一時的な売り上げ増にはつながるものの、持続的な成長には結び付きにくいとして、今後はより慎重に検討する方針も同社は示している。
スターバックスにコメントを求めたが、現時点で返答は得られていない。同社は昨年11月に「ベアリスタ」限定カップを発売して話題になり、1日足らずで完売した。同社はこれが「決定的な瞬間だった」と評している。販売価格は29.95ドルだったが、今もストックXで約55ドルで取引されている。これまでの最高価格は136ドルだった。
スターバックスは限定販売が巻き起こす熱狂を歓迎しているが、リスクがないわけではない。15日朝のソーシャルメディアでは、スヌーピーカップが発売当日にもかかわらずすでに売り切れているとして、不満の声が相次いだ。一方、手に入れた商品を誇らしげに披露する人もいる。ある購入客は午前2時15分から列に並んだという。
原題:Starbucks’ $200 Snoopy Cup Sales on StockX Point to Traffic Push(抜粋)
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