フランスのマクロン大統領は、数週間以内に主要7カ国(G7)会合を招集すると明らかにした。エネルギー価格の高騰が経済成長を圧迫していることを受け、石油製品の戦略備蓄を放出する可能性について協議する考えだ。

マクロン氏は18日、パリで開いた記者会見で「備蓄水準をめぐる連携を進め、輸出や生産能力についても協力を強化するため、G7会合を開く」と述べた。

会合は、中東での紛争やロシアによるウクライナ侵攻で供給が滞り、欧州で燃料価格が急騰する中で開かれる。欧州の軽油指標価格は今週、4月以来初めて1バレル=200ドルを上回った。税金込みの小売価格は300ドルを超えている。

国際エネルギー機関(IEA)は今年に入り、緊急備蓄から過去最大規模の石油を世界市場に放出することで合意した。欧州の備蓄は主にガソリンや軽油などの燃料で構成されており、放出すれば燃料価格をより効果的に抑えられる可能性がある。

マクロン氏は、数カ月前のIEAとの連携に続き、G7会合では「各国や主要なパートナーとの連携を強め、不必要な緊張を避けるとともに、戦略備蓄の放出も選択肢として検討する」ことに重点を置くと述べた。

IEAは18日、今年打ち出した計画に基づき、加盟国がこれまでに3億バレル超の備蓄を放出したと発表した。IEAの石油市場部門の責任者は先週、特に欧州には緊急備蓄がまだ多く残っていると述べていた。

マクロン氏は、フランスが今後数カ月に備え、軽油やジェット燃料、天然ガスなどの確保を進めていると述べた。政府は21日に会合を開き、エネルギー高を和らげる追加策を検討するという。

原題:Macron Calls for G7 Meeting to Mull Release of Oil Reserves (2)(抜粋)

--取材協力:Alex Longley.

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