(ブルームバーグ):米国務省は、サウジアラビアにF-35戦闘機を最大48機売却する計画を議会に通知した。実現すればサウジへのF-35売却は初めてとなる。総額は最大243億ドル(約3兆7900億円)に上る可能性がある。
国務省は声明で「今回の売却案は、米国の外交政策と国家安全保障上の目標の実現を支える。湾岸地域の政治的安定と経済発展に貢献する北大西洋条約機構(NATO)非加盟の主要同盟国の安全保障強化につながる」と説明した。
F-35戦闘機のサウジへの売却は、数年前から計画が進められてきた。
イスラエルはF-35を保有し、実戦でも使用している。サウジに売却されれば、イスラエル以外の中東諸国では初の保有となる。そのため、イスラエルはサウジへの売却に懸念を示している。
トランプ米大統領は昨年11月、サウジにF-35を売却する方針を示した。ホワイトハウスはその後、F-35の引き渡しを含む大規模な武器売却を承認したと発表した。
F-35は世界で最も先進的な戦闘機で、交渉に詳しい当局者によると、サウジは長年にわたり導入を求めてきた。
一方、F-35の先端技術が売却の障害となる可能性もある。サウジは近年、中国との関係を深めている。F-35をサウジに売却すれば、中国が米国の最先端の軍事技術の一部にアクセスできるようになるとの懸念が出ている。
原題:US to Sell F-35s to Saudi Arabia in $24.3 Billion Deal (3)(抜粋)
もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
©2026 Bloomberg L.P.