(ブルームバーグ):米半導体大手エヌビディアのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)は15日、AIの安全性を巡る新たな規制は必要ないとの見解を示した。企業は市場原理の下、安全性を確保しながら技術革新を進められると主張した。
フアン氏はセールスフォース主催のイベントで、AI業界に新たな法律や規制は必要ないと発言。AI開発では安全性とスピードのどちらかを選ばなければならないとの考えは「誤った二者択一」だと述べ、これまでの主張を繰り返した。
セールスフォースのマーク・ベニオフCEOとの対談で、フアン氏は「両方を同時に実現することは十分可能だ」と指摘。「市場に受け入れられるものを提供できると確信するまでは、開発ペースを抑えればいい。そうした市場の力はすでに働いている」と語った。
フアン氏率いるエヌビディアは、大規模データセンターの中核をなす半導体「AIアクセラレーター」の世界最大手。同氏はAI業界を代表する発信者の一人として存在感を高めている。先の公開討論会では、トランプ米大統領と直接電話をつなぎ、AIの危険性を「デマ」と一蹴する機会を大統領に与えた。
AIがもたらすリスクはここ数日、議論の焦点となっている。特に、米アンソロピックのダリオ・アモデイCEOがAI開発の減速を提案する3800語の論考を発表したことで、議論は一段と活発になった。
原題:Nvidia’s Huang Says AI Industry Doesn’t Need Any New Laws(抜粋)
--取材協力:Matthew James McArthur.
もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
©2026 Bloomberg L.P.