ソフトバンクグループは、米OpenAIへの投資を賄うため、118億7000万ドル(約1兆8200億円)の融資を確保した。事情に詳しい複数の関係者が明らかにしたもので、従来の目標額である100億ドルから増額された。

関係者によると、ソフトバンクGは先週、期間2年の融資について約20行からコミットメントを確保した。公に発言する権限がないことを理由に匿名を条件に語った。

ソフトバンクGはコメントを控えた。

今回の資金調達は、一部の業界幹部がAI技術の発展に伴うリスクを理由に、開発ペースを落とす必要性を訴え始める中で行われた。OpenAIのサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)はフォーチュン誌のインタビューで、安全性を巡る懸念への対応を優先するため、今年は新規株式公開(IPO)を実施しない方針を示した。

ソフトバンク株は14日、一時13%下落し、7月17日以来の大幅安となった。

今回の借り入れにより、OpenAIへの大型投資に関連するソフトバンクGのデットファイナンスによる調達額はさらに膨らむ。同社はこれまでに、保有するOpenAI株を担保に100億ドルのマージンローンを確保したほか、最大200億ドルの起債も検討している。AI業界では信用リスクの高まりに対する懸念も出ている。

ソフトバンクGは先週、OpenAIへの投資資金として今年契約した400億ドルのブリッジローンについて、残額を返済すると明らかにした。それによると、9月15日に259億ドルを返済する予定。無担保の同融資は来年3月に期限を迎える予定だった。

ソフトバンクGは今週、ニューヨークで投資家との会合を開き、検討中のドル建てジャンク債発行について需要を探る予定だ。事情に詳しい複数の関係者が先月明らかにしたところでは、100億-200億ドルの調達を検討している。

孫正義氏率いるソフトバンクGは、10月までにOpenAIへ総額約650億ドルを投資する予定だ。ブルームバーグがまとめたデータによると、ソフトバンクGは今回の融資を含め、今年に入り国内外での社債発行や借り入れを通じ、既に約370億ドル相当を調達している。

原題:SoftBank Gets Upsized $11.9 Billion Loan in OpenAI Funding Push(抜粋)

(融資の詳細などを追加して更新します)

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