トランプ米大統領は13日、米国の金利は世界で最も低くあるべきだとの考えを改めて示した。自身が指名したウォーシュ米連邦準備制度理事会(FRB)議長には利上げへの圧力が再び強まっている。

「米国は非常に強い。どんな算式に基づこうとも、世界で最も低い金利を払うべきだ」と、アイリッシュ・オープン出席のため訪れているアイルランドで記者団に語った。

FRBが来週の会合で利上げに踏み切ると予想しているかとの質問には、「分からない」と答えた。

前週末11日に発表された8月の米消費者物価(CPI)統計では、コア指数が市場予想を上回る伸びとなった。これを受けて、市場ではFRBが3年ぶりの利上げに踏み切るとの見方が強まり、9月利上げの確率は86%に上昇した。年末までに計2回の利上げを織り込んでいる。

トランプ氏はこれまで、利下げに積極的でなかったとして、パウエル前FRB議長を繰り返し批判してきた。ウォーシュ氏は議長就任後、同じような圧力にはさらされていないものの、トランプ氏はここ数週間、FRBの政策運営への不満を示している。

トランプ氏は13日、「算式については誰よりも分かっている。世界で最も信用力の高い国なのに、われわれは他国を豊かにしている。これは2分で止められる」と語った。

米有権者は、イラン戦争への対応と経済運営の双方でトランプ氏に厳しい評価を下している。エネルギー、住宅、医療、食料品にまたがる生活費上昇への懸念は、11月の中間選挙で争点になっており、共和党が議会の主導権を失う可能性がある。

原題:Trump Pushes Fed to Lower Rates Despite Pressure to Raise Them(抜粋)

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