JPモルガン・チェースは11日、米連邦準備制度理事会(FRB)の政策金利見通しを変更し、9月と12月に25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)ずつ利上げを実施すると予想した。米個人消費支出(PCE)価格指数で測ったコアインフレの傾向を踏まえた判断だとしている。

同社の米国担当チーフエコノミスト、マイケル・フェロリ氏はリポートで、9月の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げを予想する理由について、PCEコア価格指数の前年比上昇率が「今年に入ってから毎月3%を上回っており、2%に向けて最近ほとんど改善していない」ことを挙げた。

JPモルガンは7月下旬時点では、今年12月の利上げを予想。インフレ指標が強ければ、9月にも利上げに踏み切る可能性があるとしていた。

フェロリ氏は「インフレは引き続き供給ショックに起因しているようにみえる。このため、来年まで続く長期の利上げサイクルに入るとは予想していない」とも記した。

シティグループもFRBの金融政策見通しを変更し、9月利上げを予想した。ただ、その後は2027年半ばから利下げに転じるとみている。

同社のエコノミスト、アンドリュー・ホレンホースト氏とベロニカ・クラーク氏が11日のリポートで指摘した。8月のコアインフレ指標が予想を上回ったことや、エネルギー価格が再び上昇していることを挙げ、「来週のFOMC会合での25bp利上げ決定に必要なコンセンサスを形成するには、恐らく十分だろう」と述べた。

シティはFRBが9月に利上げをした後、2027年6月まで政策金利を据え置くと予想。インフレが鈍化するのに伴い、同年6月から年末までに計3回の利下げを行うと見込んだ。

同社はこれまで、労働市場の弱まりを受けてFRBが年内に利下げを行うと予想していた。

原題:JPMorgan Changes Fed Forecast, Expects September, December Hikes、Citi Forecasts Fed Rate Hike in September, Then Cuts in 2027(抜粋)

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