ビジネスや金融、時代のキーパーソンに話を聞く番組「CROSS DIG 1on1」。
今回のテーマは「プーチン氏"和平"発言と東アジアへの余波」です。

TBS報道局の豊島です。いつもご視聴ありがとうございます。ゲストの防衛研究所・兵頭慎治さんが「プーチン氏の"和平"発言と東アジアへの余波」を解説します。プーチン大統領は3日、ウクライナとの和平合意の可能性は「あると思う」と発言。しかし国内では「テロリストとは交渉しない」と言い続けており、この矛盾は「トランプ大統領の関心を引き寄せ、ロシアに有利な交渉に持ち込むための米国向けのポーズ」だそうです。注目は中国との関係。「11月のAPECで米中ロ3か国首脳会談」の情報はロシア発で、「米中だけで決められるのは困る」というロシアの不安の表れ。一方、習近平主席にとってロシアはもうバランスを取るべき相手ではなく、米ロの視線はいま習氏に向いているといいます。戦況では、ロシアのAI誘導式ドローンがザポリージャで民間人を殺害。自律型ドローンによる民間人犠牲の初めての例とされ、月1万機の投入が始まっているとのこと。そして上海協力機構の首脳会議では「第二次大戦の成果を守り、歴史の改ざんに反対する」と日本を念頭にした文言が10か国の宣言に。中国の対日姿勢がインドやイランを含む枠組みで共有されたことは「日本からすると深刻」だそうです。そのほか「プーチン氏側近が実名で放った"狂った戦士"という批判」「ロシアの技術で北朝鮮ミサイルの標的の精度は数キロから数メートル以内へ」「東アジアで複数の有事が同時に起きる"複合事態"」など、本日も最新の知見と分析をお伝えします。

◆出演◆
兵頭慎治(防衛研究所 研究幹事)
専門はロシア地域研究(政治・外交・安全保障)、国際関係論、国際安全保障論。ロシアの軍事戦略やウクライナ情勢、日ロ関係を長年分析。

豊島歩(TBS解説委員)

▼チャプター
00:00 プーチン氏演説—「和平はあり得る」の真意
04:00 戦況—AIドローンと黒海
12:20 英独VSロシア—欧州はどこまで踏み込むか
15:56 プーチン氏とゼレンスキー氏の足元
21:42 アメリカの動き—和平交渉は動くのか
25:42 SCO—プーチン氏と中国・インドの距離
30:48 そして、北朝鮮
37:00 東アジア情勢—中ロ朝と、日本