トランプ米大統領は30日、報道機関が利用する世論調査を調査し、著名なテレビニュース司会者を処罰するよう米連邦通信委員会(FCC)に求めた。メディアに対する攻撃を強めた格好だ。

トランプ氏は以前から、自身に批判的な記事を報じる記者や報道機関と対立してきた。特に世論調査での自身の評価を巡る報道には強く反発している。イラン戦争の長期化でガソリン価格が高止まりする中、最近の複数の世論調査では、トランプ氏の支持率が1期目を含め過去最低の水準となっている。

トランプ氏は報道機関への反発を強める中、放送免許を所管するFCCに対応を求めることが増えている。ただ、米憲法修正第1条は報道と言論の自由を明確に保障している。

同氏は30日、報道機関が利用する「偽の世論調査」について、何らかの措置を講じる必要があるとSNSに投稿し、「FCCの出番だ!」と訴えた。世論調査はテレビ局や報道機関が委託することが多いが、実際の調査は大学や世論調査会社が実施しており、FCCにはこれらを監督する権限はない。また、ケーブルテレビ局や新聞などの活字メディアもFCCの監督対象ではない。

この日の一連の投稿でトランプ氏は、NBCの報道番組「ミート・ザ・プレス」の司会者クリステン・ウェルカー氏にも矛先を向けた。ウェルカー氏が、今年の共和党予備選でトランプ氏が支持した候補の結果は明暗が分かれたと指摘したことに反発した。

トランプ氏はウェルカー氏の発言について、「公共の電波を無償で使って仕事をしている者が、どうしてこんなことを言うのが許されるのか」と投稿。「意図的に不正確な発言をしたとして、FCCに申し立て、叱責や処罰を求める」と続けた。

NBCの広報担当者はメールを通じ、「クリステンは業界屈指のジャーナリストであり、われわれは彼女を支持している」とコメントした。

原題:Trump Urges FCC to Probe Media Polling, Punish NBC Moderator(抜粋)

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