(ブルームバーグ):米連邦準備制度理事会(FRB)の当局者2人は、インフレ率が目標の2%を上回り続ける中、現在の政策金利の水準は景気抑制的ではないとの認識を示し、物価上昇圧力を抑えるため早期に行動するよう他の当局者に促した。
カンザスシティー連銀のシュミッド総裁は27日、ワイオミング州ジャクソンホールでブルームバーグテレビジョンのインタビューに応じ、「短期金利については、緩和的な水準にある可能性があるとみている」と述べ、「従って、われわれにやるべきことがある」と続けた。
エコノミストの間では、インフレ抑制に向けて米連邦準備制度理事会(FRB)が今後数カ月以内に利上げする必要があるかどうかを巡り、見方が分かれている。26日発表された最新の物価統計では、FRBがインフレ指標として重視する個人消費支出(PCE)価格指数が、前年同月比で3.7%上昇した。
7月の連邦公開市場委員会(FOMC)会合では、5会合連続で政策金利の据え置きを決定。当局者3人は利上げを支持し、据え置きに反対票を投じた。
同会合の議事要旨によれば、多くの参加者は、インフレが低下しなければ金融引き締めが必要になるだろうとの認識を示した。
シュミッド氏は「前回会合では何人かの同僚が反対票を投じた。私もどちらかと言えば、そちらの立場だ」と述べた。同氏は今年のFOMCで投票権を持たない。
ハマック氏も行動促す
クリーブランド連銀のハマック総裁もこの日、現在の金利水準では、物価上昇圧力が自然に和らぐほどには景気を抑制できていないとの考えを示した。ハマック氏は7月FOMCで反対票を投じた一人。インフレを抑えるため、政策当局者は行動すべき時だとの考えを改めて表明した。
ハマック氏はジャクソンホールでCNBCのインタビューに応じ「インフレ率を目標まで押し下げるため、ある程度の抑制を加えることが適切だと考えている。インフレ率がわれわれの目標を上回る状態が長く続くほど、目標への引き下げは難しくなる」と語った。
今年のジャクソンホール会合(カンザスシティー連銀主催の年次シンポジウム)では、28日にウォーシュFRB議長が行う基調講演に投資家の関心が集まっている。
原題:Two Fed Officials Say Rates Aren’t in Restrictive Territory(抜粋)
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