30日の日本市場は株式が3日ぶりに反発している。収益期待から米半導体株が上昇したことで、AI・半導体関連が買われている。円と債券相場はもみ合い。

日経平均は一時1000円超上げた。供給懸念の緩和を受けて原油先物価格の上昇が一服したことも支えとなっている。半面、国内外で金利の先高観が強いことは引き続き重しだ。電気機器が買われ、銀行や非鉄も高い。ニデックも下げ止まっている。半面、サービスや小売りは安い。円は対ドルで157円台前半とニューヨーク市場終値付近で推移している。

大和アセットマネジメントの建部和礼チーフストラテジストは、米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)の上昇が追い風となり、日本株はAI・半導体関連が主導すると予想していた。同時に「金利が本格的に落ち着いてこないと株はするする上がっていく状況になりづらい」とみていた。

為替

外国為替市場で円は対ドルで157円台前半で推移。

みずほ銀行国際為替部の長谷川久悟マーケット・エコノミストは、あす公表される日本銀行の金融政策決定会合における主な意見や2日発表の米雇用統計までは「方向感が出にくい」と指摘。きょうは1ドル=157円台前半での推移が中心となるとの見方を示した。

野村証券の後藤祐二朗チーフ為替ストラテジストは30日のリポートで、8月の米PCEで「インフレ上振れリスク低下との見方が強まれば、米10月利上げ期待の低下がドル・円の下押し圧力を強める」と指摘した。

債券

債券は2年債利回りが小幅低下(価格は上昇)。

三井住友トラスト・アセットマネジメントの稲留克俊シニアストラテジストは、日本も10月追加利上げという見方が浮上したが、米国の利上げ観測が根拠にあったと指摘。米利上げ観測が後退したことで、日本も金融政策に反応しやすい2年債の金利が下がりやすくなるのではないか、と話していた。きょうの2年債の入札も無難に消化するとみている。

超長期債は、国内の財政拡張や日本銀行のビハインド・ザ・カーブへの懸念を受け、上昇しやすいとした。一方、8月の米個人消費支出(PCE)価格指数の発表を控え、きょうの相場はもみ合いを予想している。

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