プルデンシャル生命保険は27日、円金利の上昇に伴い含み損が拡大した一部の超長期国債で約540億円の減損処理を実施したと発表した。

減損実施に伴い、2026年4-6月期(第1四半期)の経常損益は347億円の損失(前年同期は95億円の利益)となった。有価証券の価格下落などに備えて積み立てていた価格変動準備金の一部を取り崩したことで、純利益は前年同期比65%増の106億円となった。

保有する国内債の含み損は6月末時点で約1兆円に上る。株式などを含めた有価証券全体でも9722億円の含み損だった。

発表資料によると、4-6月期の生命保険本業の収益を示す基礎利益は、前年同期比5.4%増の106億円だった。外貨建て資産への投資増加に伴う資産運用収益の改善などが寄与した。

社員らが顧客から不適切に多額の金銭を受け取っていた問題が発覚し、2月から新規販売の自粛期間に入っている。4-6月期の新契約件数は前年同期比91%減の7378件だった。大半はすでに契約している法人顧客の新入社員対応によるものだという。解約返戻金は前年同期比64%増の1485億円に増えた。解約は前年同期を上回る水準で推移し、保有契約は3月末比で1.5%減の455万2000件となった。

プルデンシャル生命では社員らが顧客から約31億円に上る金額を不適切な手段で受け取っていた。同社は保険商品の新規販売を90日間、自主的に停止した。その後、不適切な行為の疑いがあるとして顧客から申請のあった件数が700件と2月時点の2倍以上に増えたことなどを受け、11月まで自粛期間を延長している。

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