(ブルームバーグ):キオクシアホールディングスは、岩手県内に製造棟を新設する。生産能力を増強し、高まるAI向けの需要に対応する。複数の関係者が明らかにした。
北上工場(岩手県北上市)で3棟目となる新棟では、AIデータセンター向けの最新の半導体を製造する予定だ。第10世代と呼ばれる同製品は7月にサンプル出荷を始めていた。関係者の1人は、キオクシアHDが27日夕方に生産体制増強の計画を正式に発表する予定だと明らかにした。
キオクシアHDは、AI需要でサーバーなどの長期記憶に使われるNAND型メモリの需要が高まると見込む一方で、市況悪化などのリスクを考慮し、設備投資に対して慎重な姿勢を取ってきた。一方で株式市場では、中国や韓国のライバル勢に負けないよう投資を促す動きがあり、今回の投資決定は一歩前進として受け止められそうだ。
キオクシアHDの広報担当者はコメントを控えた。
キオクシアHDは協業する米サンディスクとともに、日本政府に補助金を申請する方針だ。キオクシアHDの太田裕雄社長とサンディスクのデービット・ゲックラー最高経営責任者が同日午後、高市早苗首相を訪問する予定だ。
政府は台湾積体電路製造(TSMC)や、米マイクロン・テクノロジーなど半導体の国内供給体制強化の取り組みに対して、支援を進めてきた。
日本経済新聞が先に、キオクシアが岩手県に新たな製造棟を建設する計画であると報じていた。
--取材協力:鈴木英樹.
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