27日の外国為替市場で円は対ドルで159円台前半と、前日夕からやや円安で推移。米物価指標を受けて米金利が上昇し、ドル買いが優勢となっている。債券は下落して始まる見通し。日本銀行の氷見野良三副総裁の講演での発言次第では値動きが大きくなる可能性がある。

みずほ銀行国際為替部の長谷川久悟マーケット・エコノミストは、米個人消費支出(PCE)について「インフレの減速が遅いと市場は理解した」と述べた。ドルが買われたことについては、「強い結果になることは想定内だったため、ここまで反応するのは意外だった」と話した。

野村証券の後藤祐二朗チーフ為替ストラテジストは27日付のリポートで、氷見野副総裁の講演は「日銀政策及び円相場を占う上で重要度が高い」と指摘。2025年1月の利上げ前の講演で利上げの可能性を強くにじませた経緯があり、きょうも「同様の利上げ議論への前向きな姿勢が見られるかが焦点」だと述べた。

債券

債券は米金利上昇を受けて下落する見通し。

三菱UFJアセットマネジメントの小口正之エグゼクティブ・ファンドマネジャーは、日銀の利上げペースが早まるとの見方が債券相場の上値を抑えると指摘。きょうの氷見野副総裁の講演に続き、米ジャクソンホール会合や東京都区部の消費者物価指数(CPI)など金融政策を巡る材料が相次ぐことも、債券相場の重しになるとみている。

先物の夜間取引で中心限月9月物は26日の日中取引終値比6銭安の126円42銭で終えた。小口氏の先物の予想レンジは126円15銭-126円50銭、新発10年債利回りは2.880-2.925%(26日は2.885%で終了)。26日の米10年国債利回りは前日比2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)高い4.65%程度。

もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp

©2026 Bloomberg L.P.