米カジュアル衣料品大手アバクロンビー&フィッチの株価が上昇した。売上高が市場予想を上回り、通期の利益見通しを引き上げたことで、「アバクロ」の愛称で知られる同社が勢いを取り戻しつつあることが示唆された。

26日のニューヨーク市場で株価は一時42%高と、日中の値動きとしては2025年以来の大幅高となった。25日終値の時点では、年初来で13%下落していた。S3パートナーズのデータによると、同社株の空売り残高は浮動株の約9%に上り、株価の変動を増幅させている可能性がある。

オハイオ州ニューアルバニーに本社を置くアバクロンビーは、2027会計年度の調整後1株利益について、最大13.60ドルを見込む。従来予想の上限は11ドルだった。また、主力のアバクロンビー・ブランドの販売に支えられ、純売上高は従来予想の上限に当たる5%増を見込むとした。

第2四半期の純売上高は12億7000万ドルとなり、15四半期連続で増加した。全体の既存店売上高は横ばいだったものの、業績は好意的に受け止められた。

グローバルデータのアナリスト、ニール・サンダース氏は26日付のリポートで、前年の「非常に高い」比較水準にもかかわらず、同社は業績を伸ばしていると指摘。「先行きについては、主要2ブランドがともに引き続き高い人気を維持していることが好感される」と付け加えた。

ポロシャツやロゴ入りスエットシャツで知られるアバクロンビーは、近年のアパレル業界における成功例の一つとなっている。フラン・ホロウィッツ最高経営責任者(CEO)の下で、より上質なライフスタイルブランドへの転換に注力してきたことが、消費者に支持され、特に同ブランドとともに成長したミレニアル世代に浸透している。

Photographer: Aaron M. Sprecher/Getty Images

原題:Abercrombie Soars More Than 40% After Raising Guidance (4)(抜粋)

--取材協力:Lindsay Blakely.

もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp

©2026 Bloomberg L.P.