(ブルームバーグ):米国で30年ぶりの規模ではしかが流行しており、ペンシルベニア州でワクチン未接種の2人がはしかで死亡した。米国で確認されたはしかの死亡例は、今年これが初めて。
州保健局が25日に明らかにしたところによると、死亡例はランカスター郡で報告された。死亡した人について、これ以上の詳細は公表されない。
米疾病対策センター(CDC)は8月20日の時点ですでに、今年のはしか感染者2777人を確認した。昨年通年を上回り、30年以上見られなかった水準に達している。年間で35年ぶりの高水準を上回るペースで増えている。ペンシルベニア州での流行は特に規模が大きく、8月24日時点で393人の感染と70人の入院が報告されている。
はしか・流行性耳下腺炎・風疹(MMR)ワクチンは、広く入手可能なワクチンの中で特に効果が高いものとされる。CDCによると、2回接種後の感染予防効果は97%に達する。米国全体のワクチン接種率は新型コロナのパンデミック後に低下している。2025-26学年度には、全米の子供の接種率は92.4%だったが、免疫不全の人をはしかから守るために必要な集団免疫の水準を下回っていた。
ロバート・F・ケネディ・ジュニア厚生長官の下で、米国のワクチン政策は大きく転換した。トランプ米大統領は今月、MMRワクチンを3つの個別のワクチンに分けるよう求める大統領令を出した。製薬会社にとってコストがかさみ、複雑な取り組みとなる。米国感染症学会によると、混合ワクチンを分割することに何らかの利点があることを示す証拠はない。
原題:First US Measles Deaths Reported This Year in Pennsylvania (1)(抜粋)
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