(ブルームバーグ):デンマークの玩具メーカー、レゴは、象徴的なブロックセットのデザインをAIに委ねることを否定し、代わりに人間の創造性を生かし、記録的な売上高と市場シェアの拡大を継続させる方針だ。
ニールス・クリスチャンセン最高経営責任者(CEO)はインタビューで、「AIだけで作られた製品など、決して登場することはないだろう」と語り、「創造的な仕事を行うのは、常にデザイナーだ」と述べた。管理業務や定型業務などの他の分野ではAIを活用しているという。
それでもAIは、クリエイティブなプロセスを支える業務で活用できる。クリスチャンセン氏は、レゴの組み立てマニュアルの作成を例に挙げ、デザイナーが長年にわたり他の技術を取り入れてきたのと同様に、一部の定型的な業務はAIツールで処理できると指摘した。その目的は、デザイナーの生産性を高め、クリエイティブな作業に充てる時間をより多く確保することにあると同氏は述べた。
これまでのところ、人間主導のアプローチは成果を上げている。レゴが25日発表した上半期の売上高と利益は過去最高だった。総売上高は21%増の419億デンマーククローネ(約1兆400億円)に達し、競合他社のハズブロやマテルの3倍以上となった。クリスチャンセン氏によると、消費者が戦争や貿易摩擦、不透明な経済見通しに直面している中でも、同社は市場シェアを拡大し続けているという。

原題:Lego CEO Rules Out AI-Designed Toys as Record Growth Rolls On(抜粋)
(最後にチャートを加えます)
もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
©2026 Bloomberg L.P.