今回のテーマは「アメリカの"経済版Dデー" トランプ氏はどこで勝つのか」です。
TBS報道局の豊島です。いつもご視聴ありがとうございます。ゲストの小谷哲男明海大学教授が「アメリカの"経済版Dデー"とトランプ外交の次の一手」を解説します。ベッセント財務長官が発表した対イラン制裁の拡大="経済版Dデー"。その狙いは「イランの原油を買い支える中国への二次制裁」だそうです。ただ、数日前までワシントンで政権関係者と意見交換してきた小谷さんによれば、米側は「中国が9月の米中首脳会談の準備に本気でない」と感じており、習近平氏に成果がなければ、訪米キャンセルもあり得るとのこと。そんな中国に制裁への協力を求めれば、中国は見返りに「台湾」を要求してくる可能性も。また“経済版Dデー”は、効果が出るには時間がかかり、中間選挙に間に合わない前提=長期戦を覚悟した措置だといいます。
一方の米=イラン交渉はトランプ氏の指示で「今この瞬間、完全に止まっている」状態。イランは降伏より、エスカレートを選ぶ可能性が高く、革命防衛隊による海上封鎖の突破も「あってもおかしくない」とか。そしてトランプ氏が米朝首脳会談を狙うワケは、非核化ではなく「朝鮮戦争の公式終結」という歴代政権ができなかったレガシーだそうです。そのほか「ICC赤根智子所長への制裁と中間選挙の関係」「在韓米軍演習縮小の本音」「ワシントンに広がる"高市なら大丈夫"の空気のウラ側」など、本日も最新の知見と分析をお伝えします。
◆出演◆
小谷哲男(明海大学教授)
専門は国際関係・安全保障とアメリカ研究。研究テーマは日米関係、アメリカのアジア政策、インド太平洋地域の国際関係と海洋安全保障で、東シナ海問題や南シナ海問題、北朝鮮問題、米中対立の現状などを分析
豊島歩(TBS解説委員)