CROSS DIG ACADEMIA、今回は「金融数学入門」(全4回でお届けします)。
最終回(第4回)のテーマは「ブラック・ショールズ方程式」です。
「いかつい数式も、分解すればシンプルに意味が読み解ける」
オプション(買う権利・売る権利)という複雑な金融商品。かつてはその価格を「感覚」で決めていましたが、この方程式の誕生によって論理的な「公正価格(適正価格)」が計算できるようになり、デリバティブ市場は爆発的に広がりました(後にノーベル経済学賞を受賞)。
優秀な物理学者や数学者を次々と金融業界へ向かわせ、「クオンツ」という専門職を生み出した金融工学の代名詞です。
一見すると難解な数式ですが、要素を分解していくと、「時間が経つことによる価値の目減り(セータ)」「価格がブレることによる利益(ガンマ)」「資金繰りの金利(デルタヘッジのコスト)」。この3つの収益源が最終的に「ゼロ(均衡)」になるという、無裁定条件を表しています。
今回は、この世界を変えた方程式を、クオンツとして活躍されている多摩大学教授・冨島先生とともに直感的に読み解きます。
感情や感覚に騙されず、数字をベースに冷静な判断を下すための「金融数学入門」全4回の総仕上げ。ぜひ第1回からあわせてご覧ください。
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