米国の燃料メーカー各社はイラン戦争勃発以降、かつてないほど製油所をフル稼働させている。世界市場へのディーゼル、ジェット燃料、ガソリンの供給を維持するための総力戦の一環だ。

米エネルギー情報局(EIA)によると、先週の米国の原油処理量は日量1740万バレルに達した。7月下旬に記録した開戦以降の最高を上回り、2019年9月以来の水準となった。

ペルシャ湾周辺での船舶輸送の混乱に加え、ウクライナのドローン(無人機)によるロシアの製油所への攻撃で、世界の市場で燃料危機が広がっている。

特にディーゼル市場の供給逼迫(ひっぱく)が深刻だ。各社の精製マージンは1バレル当たり100ドルを超える水準まで拡大している。

高収益を狙えることから、米精製業者は可能な限り稼働率を高めている。米国は世界の燃料市場で最後の頼みとなる供給国としての役割を強めている。

一方、ジェット燃料の生産量は18週連続で日量200万バレルを超えた。ガソリン生産は依然として季節平均を下回るものの、小幅に増加した。残査燃料油やプロパン、プロピレンの生産量も同様に伸びた。

原題:Fuelmakers Run US Plants at Fastest Pace Since Iran War Erupted(抜粋)

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