シンガポール警察は、鉄鉱石商社ラディアント・ワールドに関する通報を受け、同社について捜査を開始した。警察の報道官が20日明らかにした。

通報の内容や捜査のタイミングについて、詳細は現時点で明らかになっていない。ラディアントの広報担当者からは、欧州の営業時間外だったため直ちにコメントを得られなかった。

ラディアントを巡っては、文書が偽造された疑いへの懸念から、複数の取引相手や債権者が同社との取引から距離を置き、ここ数週間で圧力が強まっている。

ブルームバーグはこれまでに、ヴィトール・グループとカーギルがラディアントとの取引を停止し、債権者が同社へのエクスポージャーを検証していると報じた。

事情に詳しい関係者によると、米司法省はラディアントを巡る取引を調べている。関係者の一部によれば、米商品先物取引委員会(CFTC)も同社とその債権者が関与する取引を調査している。

ラディアントは不正行為を問われておらず、捜査が必ずしも訴追につながるとは限らない。同社は先週、米国での調査は承知していないとブルームバーグに説明した。

業界外ではほとんど知られていないラディアントだが、鉄鉱石市場では有力企業で、シンガポールにトレーディング拠点とオフィスを構えている。

原題:Singapore Police Begin Looking Into Trader Radiant World (1)(抜粋)

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