ベネズエラの製造業者は、4-6月(第2四半期)の操業時間のほぼ半分にあたる期間に送電網からの電力供給を受けられなかった。不安定な電力システムが、経済回復の足かせとなっている。

同国最大の業界団体であるベネズエラ産業連盟(コンインドゥストリア)が18日に公表した調査結果によると、4-6月期の稼働時間488時間のうち、停電は平均214時間に上った。

計画外停電は平均57回で、ほぼ週5回の頻度で発生。前四半期から18%増加した。

コンインドゥストリアのティト・ロペス会長は18日、調査結果をウェブ配信で発表し、「電力問題は工業部門に大きな影響を及ぼしている」と指摘した。製造・石油産業が集中する一部地域では、1日当たり8-12時間の計画外停電が発生しているという。

電力部門は、長年にわたる投資不足と保守の不備に苦しんでおり、米国による制裁が問題に拍車をかけている。制御不能なインフレや法制度の不透明さ、熟練労働者の国外流出といった逆風下でも回復を遂げてきた製造業にとって、電力供給の混乱は新たな試練となっている。

製造業生産は今年上期に前年同期比8.1%増加し、4-6月期の設備稼働率は51.7%に達した。

調査対象の製造業者は、生産上の主な制約要因として、税負担に次いで電力問題を挙げた。ロペス氏によると、業界は当局と計画停電のスケジュール策定について協議している。事前に停電時間が分かれば、企業は生産計画を立てやすくなる。

一部の製造業者は、電力供給が比較的安定している夜間に操業を移している。

ベネズエラ各地の住民によると、6月の地震発生以降、停電は一段と深刻化している。一部地域では停電時間が倍増し、電力システムに対する地方住民の不満はさらに強まっている。首都カラカスへの影響は、比較的軽微にとどまっている。

原題:Crippling Blackouts Put Venezuela’s Industrial Recovery at Risk(抜粋)

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