(ブルームバーグ):オーストラリア政府は、若者に人気の「ワーキングホリデー」ビザの新規発給を遅らせている。移民受け入れの削減策を検討する中での措置だ。
バーク内相は16日、「審査は続いているが、以前より処理が遅くなっている」と述べた。同ビザは一定期間、オーストラリアで就労しながら旅行できる制度で、欧州や日本の若者に人気がある。

内務省のウェブサイトによると、年間発給枠が設定されている24カ国からの申請は、7月に始まった2026年度について「一時停止」されている。発給枠がない国からの申請についても、7月以降、審査期間が長期化し始めたとシドニー・モーニング・ヘラルド紙が報じた。
バーク内相は今月初めの演説で新たな移民抑制策を発表する予定だったが、直前に中止された。同相は16日、新政策は現在「閣議での手続きを進めている」と説明し、発表時期については明らかにしなかった。
豪公共放送ABCは今月、バーク内相が大規模な移民削減策を打ち出す予定だったと報じた。家族向けビザの規則厳格化やワーキングホリデー・ビザの人数制限、亡命申請者の就労権の制限などが含まれるという。

政府は豪州への永住者数を減らす方針を示しているが、実際の移民数は政府予測を繰り返し上回っている。主要野党と極右政党ワンネーションは移民数を巡り政府を批判し、政権を獲得すれば移民数を大幅に削減するとそれぞれ表明している。
原題:Australia Slows ‘Backpacker’ Visa Process as Migration Cuts Eyed(抜粋)
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