中国の電子商取引大手アリババグループがゲーム事業を売却する。15億ドル(約2400億円)以上の取引となり、アリババはAIに軸足を移す動きをさらに進める。

アジア系プライベートエクイティー(PE=未公開株)投資会社トラスター・キャピタルは、アリババのゲーム事業「リンシー・ゲームズ(霊犀互娯)」を買収することで合意した。ブルームバーグ・ニュースが確認した17日配布の社内文書で明らかになった。それによると、リンシー・ゲームズの周炳枢最高経営責任者(CEO)は「アリババは戦略上の優先課題により注力するため、リンシーをトラスターに譲渡する」と説明した。取引の規模は開示していない。

ブルームバーグ・ニュースは先週、この取引でリンシーの価値は15億ドル強と評価される可能性があると報じていた。アリババとトラスターはコメントの要請に直ちには応じなかった。

リンシーで最も売り上げの大きいゲーム「三國志 真戦」は、日本のコーエーテクモホールディングスとのパートナーシップで開発された多人数参加型オンライン戦略ゲームだ。

アリババは呉泳銘CEOの下で、広範な企業再編を進めている。非中核資産を売却する一方、AIとクラウドコンピューティングを戦略上の最優先分野に位置付け、5年以内にAI関連売上高を1000億ドルに引き上げることを目指している。

アリババは今月、最新の旗艦AIモデルを公開した。米アンソロピックの「フェイブル(Fable)」など世界の最先端モデルに匹敵する性能を持つとしている。

原題:Alibaba to Sell Gaming Arm for $1.5 Billion in Boost to AI Pivot(抜粋)

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