(ブルームバーグ):大手格付け会社フィッチ・レーティングスは13日、米国の長期外貨建て債務格付けを「AA+」に据え置いた。格付け見通しは安定的としている。債務残高の対国内総生産(GDP)比の拡大に伴い「将来の経済ショックに脆弱(ぜいじゃく)」だと警告した。
フィッチは発表文で、米政府が多額の財政赤字への対応で「有意な措置を講じていない」と指摘。人口高齢化に伴い、今後10年間で歳出圧力が強まるとしている。
債務残高の対GDP比は2028年までに123%に上昇する可能性が高く、AA格付けの中央値である46.3%の2倍を超えるとフィッチは指摘するとともに、41兆1000億ドル(約6556兆円)の債務上限に27年半ばに到達するとの予想を示した。
また、米国の財政赤字はAA格付けの国の中で最大の状態が続く見通しで、軍事支出や利払い費の増加などが一因だとした上で、「歳出調整による赤字削減の取り組みは、国防費以外の裁量的支出が歳出全体の15%未満にとどまるため、限定的になる」との分析を示した。
原題:US Affirmed at AA+ by Fitch Amid Growing Debt Risk (2)(抜粋)
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