マッチ・グループのマッチングアプリ「ティンダー」は、1対1のデートでのプレッシャーを和らげようと、「グループ・ハングアウト」という新たな機能を提供する。デートアプリにうんざりした若いユーザー層を取り込みたい狙いがある。

ティンダーによれば、グループ・ハングアウトは30日から米国の一部地域で段階的に提供を開始する。共通の活動や興味を軸にグループ同士をマッチングする。ティンダーがこれまで展開してきたダブルデートや対面イベントなどの取り組みを踏まえたもので、今回も現実の世界で気軽に人と交流してもらう機会を提供する試みだ。

また、ティンダーは単なる出会い系アプリ以上の存在へとブランドイメージの刷新を図っており、グループ・ハングアウトもその一環だ。ユーザーベースの60%以上が30歳未満であるティンダーは、ここ数カ月間、ユーザーのエンゲージメントを高め、新規加入者を増やそうと、ソーシャルデート機能の試験運用を行ってきた。

マーク・カントー最高製品責任者(CPO)はインタビューで、若者からは友人にもこうした体験に参加してほしいとの声が寄せられていたと説明。「必ずしもみんな同じ出会い方を望んでいるわけではない」と述べ、「この1年間、1対1やダブルデート、イベント参加、そして今回の『グループ・ハングアウト』など、より多くの選択肢を提供してきた」と続けた。

グループ・ハングアウトを利用するには、まず1人のユーザーがグループを作成し、アクティビティーを選んで少なくとも2人の友人を招待する。1グループの人数は最大15人。グループを作成すると、共通の関心などに基づいて他のグループにプロフィールが表示される。「いいね」を通じてグループ同士で互いに関心があることが分かると、グループチャットが開設され、メンバー同士で会話したり、実際に会う予定を調整したりできる。また、飲みに行く、ミニゴルフをするといった、グループで一緒に楽しみたいアクティビティーを示すこともできる。

「われわれは、人々がすでにやっていることや、やろうとしていることを、ティンダーの中でより簡単に実現できるようにしたかった」とカントー氏は述べた。

さらにカントー氏によると、ティンダーは安全対策も強化しており、その一環として、ユーザーがフレンドグループ全体から離脱することなく、特定の会話から退出できる機能を導入する予定だという。

原題:Tinder Rolls Out Group Dating in Latest Nod to Younger Users(抜粋)

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