6月の英国経済は予想に反して拡大した。晴天やサッカーのワールドカップ(W杯)が追い風となり、4-6月(第2四半期)としても堅調な成長を続けた。

英政府統計局(ONS)の13日発表によれば、国内総生産(GDP)は6月に前月比0.3%増加した。5月は前月比で変わらずだった。エコノミスト予想では6月は0.1%減が見込まれていた。第2四半期のGDPは0.4%増と、前四半期の0.6%増からわずかな鈍化にとどまった。

酒類製造や飲食サービス、テレビ番組制作などの企業からは、W杯でイングランド代表が勝ち進んだことが6月の売り上げに貢献したとの声が聞かれた。暑さも小売りや宿泊、娯楽・レクリエーションセクターにプラス寄与した要因として挙げられた。

中東紛争に伴うエネルギーショックが第2四半期の成長を大きく押し下げた兆候はほぼ見られなかったものの、エコノミストやイングランド銀行(英中央銀行)は、戦争の影響が本格的に波及するにつれて成長の勢いが鈍ると予想している。

2026年上期に見せた強さは、下期にはより緩やかなペースに転じるとみられる。7月に英国のエネルギー料金上限が13%引き上げられ、家計が圧迫されているほか、アンディ・バーナム氏が10年余りで7人目の英首相に就任し、政策を巡る不透明感が再び強まっているためだ。

KPMG UKのチーフエコノミスト、ヤエル・セルフィン氏は「消費者は年初から相次ぐショックに直面してきたが、驚くほどよく乗り切ってきた」と指摘。「物価上昇や借り入れコスト上昇の影響が家計や企業に波及するにつれ、今後数カ月で成長は鈍化すると予想される」と述べた。

原題:Heat Wave and World Cup Hand UK Economy a Surprise Boost (1)

(抜粋)

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