米銀バンク・オブ・アメリカ(BofA)は、インドの金融会社ジオ・ファイナンシャル・サービシズ傘下の融資会社ジオ・クレジットの株式を最大49.9%取得することで合意した。投資額は約19億ドル(約3030億円)となり、BofAは急成長するインド市場への足掛かりを強める。

12日の発表資料によると、BofAは、株式とワラントの割り当てを通じてジオ・クレジットに出資する。ジオ・クレジットはインドで融資事業を手掛け、6月末時点の資産は約32億ドル。

今回の出資により、BofAはインドで成長著しい金融会社の一つに投資し、現地での基盤を強化する。インドの金融サービス業界では今年、複数の買収が行われており、今回の取引も同業界への関心の高まりを示している。

BofAのブライアン・モイニハン最高経営責任者(CEO)は発表資料で、「インドは世界で最も重要な成長市場の一つだ。今回の投資は、われわれがよく知り、数十年にわたり支援してきたインドの将来を信頼していることの表れだ」と述べた。

規制当局の承認が必要な今回の取引では、BofAは当初26.5%を取得し、ワラント行使後は最大49.9%を保有する。新たな資金は、ジオ・フィナンシャルを所有する富豪ムケシュ・アンバニ氏による事業拡大も後押しする。

インドの金融サービス業界には世界の銀行から買収・出資の関心が集まり、日本の複数の銀行も現地金融機関への出資を進めている。ジオ・フィナンシャルとBofAによると、ジオ・クレジットの取締役会には両社が同数の取締役を送り込む。

アンバニ氏は発表資料で、「われわれのデジタル網とBofAの世界的な実績を組み合わせ、全てのインド国民がより円滑に融資を受けられるようにし、国全体が豊かで包摂的な未来を築けるよう後押しする」と述べた。

原題:BofA Strikes $1.9 Billion Deal for Stake in India Lender Jio (1)(抜粋)

--取材協力:Pratigya Vajpayee.

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