ゴールドマン・サックス・グループは、上場投資信託(ETF)を手掛けるネオス・インベストメンツを買収する。買収額は最大22億5000万ドル(約3580億円)。ネオスを傘下に収め、同社の資産運用部門でアクティブ運用型ETF事業を強化する。

買収は現金と株式を組み合わせた形で行う。ネオスは比較的新しい企業で、オプションを活用したインカム型ETFを20本近く手掛けている。ブルームバーグがまとめたデータによると、運用資産は約320億ドルに上る。

ゴールドマンの資産運用部門を統括するマーク・ナックマン氏によると、買収を通じて、この急成長するETF発行会社がゴールドマン・サックスの商品ラインアップに加わることになる。

こうしたETFは、高い分配金利回りを背景に、近年さまざまな投資家の間で人気が高まっている。ネオスは、機関投資家向けの複雑な運用戦略を商品化し、より幅広い投資家が利用できるようにしている。

ナックマン氏はインタビューで、「ネオスは大きく成長している」と述べた。「アクティブ運用型ETFは、資産運用業界で急速に成長している分野だ」と語った。

ゴールドマンは最近、ETF事業の拡大を進めている。昨年末にはイノベーター・キャピタル・マネジメントを20億ドルで買収する契約を結んだ。イノベーターは、あらかじめ一定の投資成果を目指すディファインド・アウトカムETFで知られる。一方、ネオスの買収では、オプションを活用したETFの商品ラインアップを拡充できる。

今回の買収により、ゴールドマンのETF運用資産は約1300億ドルに拡大する。

2022年創業のネオスは、コネティカット州ウェストポートに本拠を置く。主力のオプション活用型ファンドの一部は、投資家に毎月分配金を支払うとともに、2桁の高いリターンを上げ、資金を呼び込んできた。また、商品に有利な税制上の扱いを活用し、税引き後のリターンを高められる点もアピールしている。

ネオスの共同創業者であるトロイ・ケイツ氏とギャレット・パオレラ氏は、買収完了後、ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントのパートナーに就任する。ネオスの社員全員も同部門に加わる見通しだ。

ゴールドマンの経営幹部はここ数カ月、さらなる買収に前向きな姿勢を示している。特にプライベート市場事業を強化する上で、ブラックストーンやKKRなどより規模の大きい競合他社に対抗するため、買収を活用する余地があるとしている。

原題:Goldman Sachs to Acquire ETF Provider Neos in $2.3 Billion Deal(抜粋)

(最後の段落を加え、更新します)

--取材協力:Vildana Hajric.

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