AIクラウド企業の米コアウィーブは11日、AI投資ブームを背景に、予想を上回る売上高の伸び見通しを示した。これを受け、株価は時間外取引で急伸した。

7-9月(第3四半期)の売上高が34億5000万-36億ドル(約5500億-5730億円)になるとの見通しを示した。ブルームバーグがまとめたデータによると、アナリスト予想はこのレンジの下限近辺だった。

将来の売上高を占う指標として注目される受注残は6月末時点で1040億ドルだったと発表した。さらに、4-6月(第2四半期)終了後に250億ドルを超える新規の顧客契約を獲得したという。

ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)のアナリスト、バス・カシボトラ氏とアヌラグ・ラナ氏はリポートで、受注残の拡大は「AI需要が引き続き堅調」であることを示していると指摘した。

コアウィーブは、AIデータセンターへの投資ブームを映す代表的な企業となっている。ウォール街の金融機関はデジタルインフラの整備に巨額資金を投じており、AI向けコンピューティング需要全体の動向を測る指標として、同社の業績を注視している。

決算発表後の時間外取引で、株価は約15%上昇した。通常取引の終値ベースでは、年初来で26%上昇していた。

マイケル・イントレーター最高経営責任者(CEO)はアナリストとの電話会議で、4-6月に獲得した契約の利益率は、最近の四半期に締結した契約を5-10ポイント上回ると指摘。供給能力が逼迫(ひっぱく)しており、同社がより有利な条件を確保できていることも一因という。

同社は通期の売上高見通しを124億-132億ドルに引き上げた。従来予想は120億-130億ドルだった。

4-6月の売上高は前年同期の2倍超となる25億8000万ドルで、1株当たり純損失は1.14ドルだった。ブルームバーグがまとめたアナリスト予想は、売上高が25億6000万ドル、1株当たり純損失が1.41ドルだった。

OpenAIやメタ・プラットフォームズ、マイクロソフトなどを顧客とするコアウィーブは、数百億ドルを借り入れ、AI半導体やデータセンターに巨額の資金を投じている。

同社は先週、インドネシアに三つのデータセンターを開設する計画を明らかにし、アジア市場に参入すると発表した。

原題:CoreWeave Shares Surge After Booming AI Demand Bolsters Outlook(抜粋)

(第1段落以降に売上高見通しの詳細などを追加して更新します)

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