国際サッカー連盟(FIFA)は、外部投資家から最大42億ドル(約6900億円)を調達する計画を進めている。事情に詳しい関係者が明らかにした。実現すれば、FIFAが外部資本を受け入れる初のケースとなる。

メディア権や商業権を保有する新たな事業体「FIFAフォワード・エンタープライズ」への出資を検討している投資家には、ジョシュア・クシュナー氏率いるスライブ・エターナルも含まれるという。非公開情報であることを理由に、関係者は匿名を条件に語った。

関係者によると、この新会社には放映権やスポンサー契約などの資産が組み入れられ、当初の企業価値は約200億ドルと評価される見通し。FIFAはこの計画でJPモルガン・チェースと協力している。

FIFAとスライブの担当者にコメントを求めたが、現時点で返答を得られていない。

外部資本の受け入れは、FIFAの従来の資金調達モデルを大きく転換するものだ。米国、カナダ、メキシコで開催されたワールドカップ(W杯)で収めた商業的成功を生かす狙いもありそうだ。

この計画が実現すれば、外部投資家はFIFAが保有する放映権やスポンサー契約の将来的な価値に投資できるようになる。一方、FIFAは加盟協会への資金配分に充てる潤沢な資金を確保できる。

この事業体で得られた資金の大半は、最終的に「FIFAフォワード」プログラムを通じて加盟協会に配分される見通しだ。同プログラムは世界各地のサッカー振興プロジェクトに資金を提供している。

原題:FIFA Explores External Investment With $20 Billion Vehicle (1)(抜粋)

もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp

©2026 Bloomberg L.P.