中国政府が進める豚肉価格の押し上げ策がようやく効果を見せ始めた。ただ、価格上昇の勢いを維持するのは容易ではない。消費者の買いが依然として十分に回復していないためだ。

政府主導の生産能力削減や養豚業者の経営悪化により、供給は減少し始めている。豚肉の卸売価格は6月に16年ぶりの安値を付けた後、今月に入り約7%上昇した。これはデフレ対策や農家の所得確保を重視する政府にとって追い風となる。

今回の価格上昇は、通常は需要が落ち込む夏場に起きている点でも注目される。一方、全体的な消費傾向は依然として弱く、供給はなお縮小する必要があり、市場回復は緩やかで時間を要する可能性が高いことを示唆している。

ラボバンクのシニアアナリスト、パン・チェンジュン氏は、「現在の飼養頭数は依然として政府の目標を上回っており、生産抑制は今後も続く可能性が高い」とし、「養豚業者は赤字が続いており、淘汰(とうた)は今後も進むだろう」と指摘した。

中国政府は数カ月にわたり、豚の飼養頭数を抑制し豚肉生産を減らそうとしてきた。農業農村省は24日のブリーフィングで、豚の供給は依然として潤沢で、需要も弱いとの認識を示した。

原題:China’s Pork Market Recovery Struggles to Overcome Tepid Demand(抜粋)

--取材協力:Dan Murtaugh.

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