(ブルームバーグ):韓国株は22日、急伸した。韓国総合株価指数(KOSPI)をピークから約30%押し下げる一因となったレバレッジ取引の解消が、終盤に近づいているとの見方が広がった。
KOSPIは一時6%余り上昇し、2日間の上昇率は約10%に達した。韓国取引所はプログラム取引の買い注文を一時停止した。時価総額4兆ドル(約653兆円)の韓国株市場では、ボラティリティーが暗号資産(仮想通貨)のビットコインを上回る中、こうした安全措置の発動が相次いでいる。
上昇を主導したのはSKハイニックスで、一時9%余り上昇した。AIを巡る投資家心理の改善を受け、同社の米国預託証券(ADR)が前日に14%高で取引を終えたことが追い風となった。SKスクエアも急伸した。サムスン電子は6%余り上昇した。

今回の反発は、数週間にわたる売りで6月のピーク以降に時価総額が約1兆2000億ドル減少した後だけに、市場に安堵(あんど)をもたらした。市場関係者によると、下落の主因はレバレッジ型上場投資信託(ETF)のポジション解消と個人投資家向け信用取引残高の減少だった。メモリー半導体ブームの持続性を巡る懸念も強まった。
JPモルガン・チェースのミクソ・ダス氏らストラテジストは今週のリポートで、レバレッジ型ETFのポジション縮小は約75%完了したとみられると指摘した。
韓国金融投資協会によると、韓国の投資家が保有する株式のレバレッジポジションは16日時点で3カ月ぶりの低水準に減少した。信用取引残高は33兆4000億ウォン(約3兆6800億円)と、6月末のピークから13%減った。
多くの投資家は、これを相場の先行きに明るい兆しと受け止めている。NH投資証券の韓国株セールス・アソシエート、ピーター・パーク氏はリポートで「過剰なレバレッジが大幅に減少し、リスク・リターンはかなり改善した」と指摘した。
原題:Korean Stocks Jump as Brokers Say Margin Unwind Nearing End(抜粋)
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