世界で開発競争が加速する自動運転。日本での実用化も進みつつあります。「交通事故ゼロ」に向けた期待も高まっていますが、一体、何が課題となっているのでしょうか。
長野県茅野市にある聖光寺。交通安全を祈るお寺として、1970年に創建されました。
先週土曜、トヨタグループ各社の幹部や、スズキ、スバル、マツダのトップらおよそ200人が参加し、交通事故で亡くなった人を慰霊しました。
これに先立って開かれた会議でテーマとなったのは「交通事故ゼロの社会」です。その実現に期待されるのが…
トヨタ自動車 近健太 社長
「AIベースの自動運転の開発技術は活かされる」
世界で開発競争が過熱する自動運転です。アメリカではロボタクシーが走り…
自動音声
「緊急時には画面右上のSOSボタンを押してください」
中国でもサービスの実用化が進むなか、日本では開発と普及の遅れが指摘されています。
いま、巻き返しも始まっています。
日産がイギリスのAI開発企業と協業。
エヌビディア ジェンスン・フアンCEO
「日本がついに『日本AIの時代』だと決断したことを大変嬉しく思います」
トヨタも世界的なAI半導体メーカー「エヌビディア」など複数の企業と協業し、実験都市「ウーブン・シティ」などで開発を進めています。
ただ、“自動運転だけでは事故はゼロにならない”とトヨタは強調します。
トヨタ自動車 近健太 社長
「(交通事故ゼロ達成には)人・車・インフラの三位一体にならないと」
カギとなるのが“インフラと車の協調”です。実際に道路側のカメラなどを活用し、“車だけでは把握できない危険”への対応を目指しています。
トヨタ自動車 近健太 社長
「(危険の)認知をできるだけ早くする、それは車だけではできない。E2E(AIを使った自動運転)・インフラ協調、どちらも一生懸命やっていくのが当社の考え」
自動運転も道半ば。中国で複数の自動運転タクシーが路上で突然停止したり、アメリカでもトラブルが相次ぐなど課題も浮かび上がっています。
日本は「利便性」と「安全性」をどう両立させるのか、その模索が続いています。
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