米オルタナティブ資産運用会社ブルー・アウル・キャピタルは、データセンターを投資対象とする不動産投資信託(REIT)の設立、上場を検討している。事情に詳しい関係者が明らかにした。AIインフラの整備資金を調達するため、市場を活用する企業が増えていることを反映した動きだ。

関係者によると、ブルー・アウルは、自社が保有する約65億ドル(約1兆円)相当のデータセンター資産をREITに組み入れ、運用を始める見通しだ。ブルー・アウルは新規株式公開(IPO)やその後の追加の株式発行で資金を調達し、データセンターを取得してポートフォリオを拡大する計画という。

関係者は、検討は継続中で、REITやIPOの詳細は変更される可能性があるとしている。ブルー・アウルはさまざまなデータセンター資産を保有しており、直近のデジタルインフラファンドは5月、70億ドルの出資申し込みを集めた。

AIインフラへの巨額の投資を背景に、大手投資会社が支援するデータセンター企業が、相次いでIPO市場に参入している。データセンター資産への投資に特化したブラックストーンのREIT「ブラックストーン・デジタル・インフラストラクチャー・トラスト」は、5月の上場で20億ドルを調達した。ブルックフィールドが支援するシースクエアは、7月の上場で12億ドルを調達した。

REIT設立検討の報道後、ブルー・アウル株は一時1.2%上昇した。同社の株価は年初から約21%下落しており、時価総額は180億ドル超となっている。ブルー・アウルの担当者はコメントを控えた。

ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)のアナリスト、スティーブン・ツェン氏とレベッカ・ワン氏は8月、世界のデータセンターの年間設備投資額が昨年の4210億ドルから、2028年には1兆2000億ドル超に増加する可能性があるとの見通しを示した。

原題:Blue Owl Plans Creating Publicly Traded Data Center REIT (1)(抜粋)

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