米航空大手ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングスは15日、2026年通期の利益見通しを引き上げた。燃料価格の高騰が7-9月(第3四半期)の見通しを圧迫する一方、底堅い旅行需要が通期業績を支えている。

ユナイテッドが示した7-9月期の調整後1株利益見通しは2.50-3.50ドルで、市場予想平均の3.62ドルを下回った。発表を受けて株価は米株式市場の時間外取引で一時、約3%下落した。また、ユナイテッドは26年には燃料費の追加負担が約60億ドル(約9700億円)に上ると見込んでいる。

Photographer: Source: Bloomberg

中東での戦闘激化を受け、航空会社の主要なコストであるジェット燃料価格は今年前半に急騰した。紛争終結が見通せない中、航空業界が燃料費の急変に振り回されている状況が今回の見通しで浮き彫りになった。

それでもユナイテッドは、上位クラスや国際線の需要が堅調で、コスト上昇を補っているとの見方を示した。ライバルのデルタ航空も同様の見方を示している。

ユナイテッドは通期利益見通しの下限を引き上げた。通期の調整後1株利益は9-11ドルを見込み、従来予想(7-11ドル)からレンジ下限を引き上げた。市場予想平均の10.51ドルもこのレンジに収まっている。

同時に発表した4-6月(第2四半期)決算も市場予想を上回る内容だった。調整後1株利益は1.99ドルで、ブルームバーグがまとめたアナリスト予想平均の1.85ドルを上回った。

ユナイテッドは4月、通期の調整後1株利益見通しを従来の12-14ドルから引き下げるとともに、供給能力の拡大計画も縮小した。当時は、燃料費の増加分を運賃引き上げで吸収できるのは一部にとどまるとの見通しを示していた。

原題:United Lifts Outlook as Travel Demand Buffers Higher Costs (2)(抜粋)

もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp

©2026 Bloomberg L.P.