国際海事機関(IMO)は、ホルムズ海峡は依然として商船が航行するには非常に危険な状況だとの認識を示した。米国とイランの暫定和平合意が破綻して以降、海運業界に向けた航行安全上の最も重大な警告となる。

IMOは6月の米・イラン暫定合意直後にペルシャ湾内の船舶に取り残された船員を救助するため、船舶避難プログラムを立ち上げた。しかし、イランが同海峡で商船への攻撃を続けたことから、IMOは計画を速やかに撤回した。その後も、さらに多くの貨物船が標的となっている。

ブルームバーグ・ラジオのインタビューで、IMOのドミンゲス事務局長は、同海峡は依然として安全ではないとの認識を示した。

同事務局長は「引き続き、国際法を順守すること、各国にも同様の対応を求めること、そして企業に対しては、現段階では特に情勢が不安定であることを踏まえ、ホルムズ海峡を航行するリスクを負わないことを求め続ける」と語った。

同氏の発言は、オマーン沿岸に近い航路で船舶の通航確保を目指す米国の取り組みにもかかわらず、ホルムズ海峡が正常な状態に戻るにはなお程遠いことを浮き彫りにしている。暫定和平合意を受け、一時は同海峡を通る石油輸送が再開されたものの、攻撃の再燃により、確認可能な通航隻数は急減した。

米中央軍のXへの投稿によると、米軍はホルムズ海峡で商船への攻撃に用いられてきたイラン軍の能力をさらに低下させることを狙い、米東部時間15日午前6時にイランに対する一連の攻撃を開始した。

ドミンゲス氏はまた、通行料や義務的な支払いを課すことには国際法上の根拠はないとも述べた。

同氏によれば、依然として6000人の船員が足止めされている。

原題:UN Maritime Chief Warns Strait of Hormuz Too Dangerous for Ships

US Began Striking Iran at 6am ET Today, Central Command Says

(抜粋)

--取材協力:Alex Longley.

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