(ブルームバーグ):14日の欧州債券市場は、ドイツ債が一時下落したものの、その後下げ幅を縮小した。同日発表の6月の米消費者物価指数(CPI)が予想外に低下したことを受け、利上げ期待が後退したためだ。
ドイツ10年債利回りは、一時4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇したが反転し、ほぼ横ばいで取引を終えた。原油価格の高止まりにより、短期債の利回りが1日を通じて高水準を維持し、2年債利回りは3bp高い2.76%となった。イールドカーブは緩やかにツイスト・フラット化した。
短期金融市場は、12月までに欧州中央銀行(ECB)が計42bpの利上げを行うと織り込んでいる。14日朝に一時50bpまで拡大したが、後退した。
英国債は上昇した。上昇を牽引したのは短期債で、2年債利回りは2bp低下して4.33%となった。
スワップ市場は、イングランド銀行(英中央銀行)の9月の利上げ幅を18bpと織り込んでいる。一時は27bpまで拡大したが緩和した。年末までの追加利上げへの期待も後退している。
利上げ圧力の緩和を受け、欧州株は上昇した。ストックス欧州600指数は一時0.9%下落していたが、0.2%高で終えた。米連邦準備制度理事会(FRB)のウォーシュ議長が、高インフレを容認しない姿勢を改めて示したことも材料となった。
業種別では、素材株とエネルギー株が上昇を主導した一方、メディア株とヘルスケア株の下落幅が大きかった。
7月14日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)
原題:German Bonds Recover on Easing Rate-Hike Bets: End-of-Day Curves、European Stocks Climb After Data Show US Inflation Eased(抜粋)
--取材協力:Chloe Meley、Michael Msika、Rheaa Rao.
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